文章を書いていて
何かしっくり来ていないと感じることがあります。
文章が上手い人は
何が違うのでしょうか?
時間のあるときに自身の文章を推敲してみると、
〜文単位〜
・一文が長い
・一つの文に含まれる接続詞が複数個 →一文が長い
・主語の省略が多い
・同一の主語が反復されるのに省略を適切に活用できていない
・主語-述語の相性が悪い カップリングの問題
・受身形の場合の主述関係が噛み合っていない
・主語がコロコロ変わる
・解釈が複数通り生じてしまう(double meaning)
〜段落単位〜
・話題Aと話題Bが交互に登場する
・疑問提起に対応する解の提示が無い
・接続語の選択が不適切 (因果関係が無いのに、ので・だから多用)
・文末の重複(です・ます調だと余計にバリエーションが少ない)
・話の流れに統一感が無い(話題の途切れ、飛躍、散乱など)
というような傾向が見られました。
ここから導き出される対策としては
*主語-述語のカップリングを適正化する
*主語の省略を行うのは文脈から明らかな場合に限る
*接続語を使う場合には一文に1個を原則とする
*一文をなるべくコンパクトにまとめる
*なるべく似たような話題をひと括りに配置する
*問いと答えの対が適切に記述されていることを確認する
*可能な限り一通りの解釈になるような表現、配置にする
*話の流れが伝わるような工夫を施す
他方、読みやすい・伝わりやすい文章が書けても
それがおもしろいかどうかは別の話になります。
おもしろい文章をどう定義するかは議論の余地がありますが、
例えば次のような要素を挙げて
自分の文章の課題に掲げたいと思います。
□ 冒頭ないし話題の前半に「謎」が登場する
□ その謎は未知であればあるほど魅力が増す
□ その謎は読み手にとって身近に感じられるほど共感を生み出せる
□ 謎に対する「解」にはもっともらしい根拠を添える
□ メリハリ、強弱、濃淡がある文章がテンポやグルーヴ感を生む
□ ユーモアを適切なタイミング、配置で登場させる
□ 意見に対する根拠が客観的かつ理に適っている
やはり、手っ取り早い方法として
上手い文章を書ける人の文章を解析するのが
上達の近道だと思います。
また気づきがあれば、
エッセイとして紹介しようと思います。
現時点での冒頭に対する答えとしては、
「疑問」「謎」「未知」の質と表現、
そして
それに対する「解」の具体性と根拠の納得感でしょうか。
有用な情報と共感を提供できるかに
繋がる話だと思います。
その謎を解くべく、
私は言語の森の奥地へと向かうのでした。(続く)
今週もお疲れ様でした。
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