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【アニメ】葬送のフリーレン

好きな漫画がアニメ化されると

ワクワクしませんか?

 

本日9月29日は、

アニメ版「葬送のフリーレン」第1話が配信されます。

しかも金曜ロードショーの枠という

スペシャルな日になりそうですね。

frieren-anime.jp

 

原作:山田鐘人  作画:アベツカサ の

「葬送のフリーレン」は

週刊少年サンデーで連載されています。

websunday.net

 

 

あらすじ(少年サンデー公式サイトより)

 

 魔王を倒した勇者一行の魔法使い・フリーレン。彼女はエルフで長生き。勇者・ヒンメルの死に何故自分が悲しんだのかわからず、人を “知る” 旅に出る。フェルン、シュタルクと “魂の眠る地(オレオール)”、今は魔王城がある場所を目指す。

 魔法使い試験を終え、さらに旅路を歩む。出会いと別れを経て北部高原へ進み、遭遇するは七崩賢・黄金郷のマハト……そこでの物語は、黄金都市に残る記憶を投影し、人類と魔族の特異な関係性を浮かび上がらせる――
 英雄たちの “心の内” を物語る後日譚ファンタジー

 

 

 

あらすじ文の通り、

第一話から魔王を倒した勇者が

時間の経過とともに寿命を迎えます。

 

勇者の英雄譚かと思ったら、

勇者の死後の話という意表を突いた設定です。

 

勇者一行の一人、魔法使いフリーレンは

人間よりずっと長生きをするエルフなので

仲間たちの旅は彼女の長い一生に比べたら

一瞬の出来事に過ぎないはずだったのが、

勇者ヒンメルの臨終のときに

強く心が動いて涙を流します。

 

フリーレンにとって、

その涙や感情の変化がなぜ湧いてきたのか?

という謎がとても不可解だったので

その謎を解くヒントを探しに旅に出るのです。

 

 

通常、ファンタジーの作品だと、

バトルシーンの演出が派手だったり、

強敵と繰り広げられる死闘を描くことで

読み手にワクワク・ドキドキ感を与えて

ようやく掴んだ勝利の余韻を楽しめる

・・・みたいな流れが一般的でしょう。

 

しかし、

「葬送のフリーレン」では

戦闘シーンがあっさりと省略されることもあります。

 

もう一度、旅に出て得られる似たような体験や

前に見た景色や感覚を通じて

かつての仲間たちの姿やエピソード、言葉を

ふとフリーレンが思い出すのです。

 

取るに足らない何気ない日常のシーンですら

実は大切な思い出の一つだということを

少しずつ噛み締めながら

フリーレンは自己の内面と向き合い

次世代の若者たちとの旅を続けるのです。

 

 

「葬送」を辞書で調べると、

死体を葬るために墓所まで送ること、

死者と最後の別れをし、火葬場や墓地に送り出すこと、

というような定義に出くわします。

 

日本の葬儀屋のウェブサイトには

「出棺から火葬場に行くまでの過程」を指す

とも書かれています。

 

ニュアンスとしては、

まだ「葬」が完了している段階ではなく、

死者と一緒に然るべき場所に向かう過程を

指す言葉だと私は解釈しました。

 

 

「葬送のフリーレン」は旅の途中が舞台となります。

きっと、旅をしながら、

死者との別れを少しずつ噛み締めて

送り出している最中にスポットライトが

当たっているのだと思います。

 

大切な誰かと過ごす、日常も特別な時間も

どちらの尊さを感じられる素敵な作品です。

 

主題歌がYOASOBIなところや

フリーレンやヒンメルが

アニメーションとして命を吹き込まれることも、

今から楽しみで仕方ありません。

 

先日、オススメしたい漫画として

宇宙兄弟」を挙げましたが、

別ベクトルでは「葬送のフリーレン」も

イチオシの作品です。

 

日常の些細な幸せを

少しでも大切にできそうな気持ちになるので

本当に大好きです。

 

みなさん、是非とも視聴しましょう!

 

追記)

YOASOBIの主題歌が公開されました。旅の過程でフリーレンがヒンメルと思い出の切片を通じて再会していくという物語の核について叙述された素敵な歌詞です。不覚にも通勤中に目に汗が浮かんでしまい良い朝を迎えられた気がします。

orcd.co

 

 

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