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likeとrespectをひたすら愛でるためのブログ

【趣味】カメラで何を撮っているのか

「趣味は何ですか?」という

ありふれた問いかけに答えられない時期がありました。

 

仕事に忙殺されて、

自分の心を潤わせるような時間が

少なくなっていたのだと思います。

 

そこで立ち止まって考えました。

時間が制約された中でも

気軽に始められて続けられそうな何かを。

 

至った結論はカメラでした。

出張が多かったので移動の時間も長く、

観光地巡りも心がさほどときめかないこともあり、

移動の合間に風景を撮るくらいの気持ちで始めて

今はバスケ観戦の趣味と相まって、

スポーツ撮影が趣味になりました。

 

カメラを始めてから

飽きずに続けられている理由は

何なのでしょうか。

 

一つには、

肉眼では捉えきれない世界を

映像として再構築できるということが

魅力的だということです。

 

例えば、

星空の撮影では、

長時間露光によって星の光を集積して

肉眼では捉え切れない明るさの星を

見事に描出することができます。

 

私たちの日常は動画の世界です。

その一瞬を切り取って

静止画の世界を覗くことができるのが

カメラの本質なのではないでしょうか。

 

時間・空間の一部を切り取って

視覚的な記録媒体をつくり出す過程が

カメラ撮影一連の営みなのかもしれません。

 

日常に存在しているのに

人間の感覚器の性能では

視覚的に捕捉することができないものを

カメラの力を借りて認識することができます。

 

11/7に発表されたSONY α9iiiは

最大で120コマ/秒という

驚愕の連写性能を有しています。

 

シャッタースピードが1/80,000秒なのも

異次元・未知数の領域で

その機材を使ってどのような世界を

切り抜くことができるのか

今からワクワクが止まりません。

 

動きが速過ぎてブレてしまったり

ローリングシャッター方式では

画像が歪んてしまったりと

そのような従来の課題を克服し、

業務用ではなく一般家庭用の商品として

広く世に発売することを決めた

このSONYの挑戦は

歴史的な出来事になることでしょう。

 

望遠鏡や顕微鏡も同じように

人間の目では認識できない世界を

うまく撮像できるようにした革新的な技術が根底にあります。

 

自分の目には見えないものを

見てみたいという探究心・好奇心を

いい感じで満たしてくれるのがカメラです。

 

未知への渇望を駆り立ててくれる、

素敵なツールなので趣味に選んでよかったと思います。