med A

likeとrespectをひたすら愛でるためのブログ

【レトロ】オモチャと欲求と

こどもの頃に喉から手が出るほど

欲しかったオモチャはありますか?

 

 

私はこの問いに対しては

慢性的に喉から手が出ていたのでw

「これ」といった商品は存在しなくて

あれもこれも欲しがっていた

欲の深い幼少期でした。

 

今もたまに欲が深いと指摘されますが

当時は自分の欲求に対して

ある意味、素直というか

コントロール不能というか

こどもらしいといえば

とても、こどもらしかったのかもしれません。

 

ドライブしていたら、

ふと、小学生の頃の図工の授業で作った

工作用紙製の迷路を思い出しました。

作った迷路はビー玉を転がして

友達と遊び合うという単純なものです。

 

生徒の数だけ迷路の種類が生まれるので

個性があって、

友達とのコミュニケーションにも

良かったのでしょう。

 

図工での制作過程を思い出したときに

そういえば迷路の商品を

無性に欲しがっていた時期があったことを

連鎖的に想起しました。

 

エポック社の「大迷路」です。

1988年製の商品で

9つのユニット(確か中央は固定)を

4方向に回転させたり

配置を変えたりすることで

「26億以上の迷路パターン」が可能になる

というキャッチコピーが

私の心を見事に射抜きました。

 

img-toyhistory-17.jpg.avif

エポック社 Web Site 

epoch.jp

 

少し本題から逸れますが

エポック社のこのページは

とても面白くてワクワクさせてくれます。

 

気づけば無意識に

画面をスクロールせざるを得なくなってしまうほどです。

歴史が記録されたこの資料は

一見の価値がありますので、

是非ともご覧ください!

 

1958年の野球盤、

1965年のサッカー盤は

60年以上経った今でも

その姿形を見たことがある人が大半ではないでしょうか。

 

 

1979年のドンケツゲームやポカポンゲーム、

1985年以降のシルバニアファミリーシリーズ、

1991年のバーコードバトラー

というように

誰もが通ってきた道に

エポック社が常に存在していたことに驚きです。

 

バーコードバトラー

友達が持っていたもので遊びましたが

あれは相当に狂っていますね。(褒め言葉)

 

お店で売っている一般的な商品のバーコードを

おもちゃにしちゃうのだから、

こどもにとって無価値なものを

遊びの対象にすることで

価値を高めて流行させるというアイディアは

クレイジーというより他ありません。

当時の開発者たちには

心からリスペクトしたいと改めて思いました。

 

今はスーパーマリオBTSとのコラボレーション、

そしてシルバニアファミリーの新作が

メイン商品になっているようです。

 

 

img-toyhistory-08.jpg.avif

ドンケツゲーム[1979]

 

 

img-toyhistory-09.jpg.avif

ポカポンゲーム[1979]

 

 

img-toyhistory-15.jpg.avif

シルバニアファミリー[1985]

 

 

img-toyhistory-19.jpg.avif

バーコードバトラー[1991]

 

 

 

話は「大迷路」の話に戻ります。

 

何に惹かれたのか分かりませんが、

その大迷路を無性に欲しがったのです。

 

26億通りという数値に

心を射抜かれたのかもしれませんね。

今考えると、単純な構造ですし、

今ならすぐ飽きそうだと

容易に察することができそうです。

 

実際、買ってもらった記憶があるものの

それで目一杯遊んだ覚えが無いのです。笑

 

あの手に入らない時期の

歯痒さともどかしさと渇望感が

ものすごいエネルギーを生み出すのです。

 

手に入れた瞬間に

やはり熱量が減衰してしまうのでしょうか。

 

欲しがるという心情が

気持ちの高鳴りをもたらしてくれます。

その感情の高まりは生きるためのエネルギーにも

繋がる話でもあるので、

いわゆるハングリー精神みたいなものを

考える良い機会となりました。

 

今、レトロなおもちゃを見て

欲しがっているあたりを鑑みるに、

さほど幼少期から成長していないのかもしれませんね。

 

===========================

med A(めで)では

みなさまのlikeとrespectを

いつも絶賛募集中です。

 

オススメの作品・テーマ等ありましたら

気軽にコメント等で お知らせください!

===========================